インプラント・ブリッジ 口コミ体験談【費用210万円】

今、このページをご覧のあなたはインプラントやブリッジ手術をご検討中なのではないでしょうか。

そして、インプラントやブリッジ手術の費用相場や痛み・腫れ・トラブルなどについて気になっているのではないでしょうか。

私は上奥歯2本のインプラントと上前歯7本のブリッジ手術を総額210万円かけて実際に体験したので口コミしたいと思います。

私の体験談がインプラントやブリッジ手術をご検討中のあなたのご参考になれば幸いです。

インプラント・ブリッジ 口コミ体験談

2年前、私は息子の結婚式を3日後に控え、突然前の差し歯がとれてしまいました。

前歯の無い状態で結婚式に出席するのは「格好悪すぎる！」と思い、大慌てでかかりつけの近所の歯医者に駆け込みました。

その時はまだ「とれた差し歯を持って行けば、簡単に差し歯をくっつけてくれるだろう」と軽く考えていました。

ところが歯医者の先生は「土台がもう駄目だからこのまま差し歯を付けてもすぐに取れてしまう。」と言いました。

そしてその言葉どおり取り合えず付けてもらった差し歯は結婚式の間はなんとかもってくれましたが４日程度でとれてしまいました。

とりあえず差し歯を付けてもらった時に抜けた上前歯をインプラントにできないかと相談しましたが「上顎の骨が1mm位で薄くなっているから大ごとになる」と何やら歯切れ悪く言われていました。

そこで私は「やっぱり餅は餅屋なのかな」と考え、この際インターネットで探したインプラント専門の歯科医院に相談する事にしました。

元々、前の4本は差し歯で23年前に1本6万円位でかかりつけの歯医者さんで入れてもらったものでした。

材質がメタルセラミッククラウンで中が金属だったので根元の色が黒っぽく変色してきており、気になっていました。

また、左上の奥歯2本も抜けていて噛めないのでインプラントにしたいと思い、まとめて相談することにしました。

奥歯2本は以前、入れ歯を作ってもらいましたがひっかけるところが無いので上顎をワイヤーが通る仕様で気持ち悪くて使えなかったです。

奥歯といえど抜けたまま使わないで放置すると土台の骨は薄くなっていくし、他の歯もズレて顔も歪んでくるそうですlllﾟДﾟlllこわっ！

そこの審美歯科医院の院長先生は名古屋でも名医らしく、他県からも患者さんが来院するので月1回か2ヵ月に1回位しか予約がとれないとのことでした。

しかし私が前歯が抜けた状態でマスクが外せない窮状を訴えるとラッキーなことに、たまたま空いている日があって半月後に予約がとれました。

そして流石ですね！仮歯をつくる貴重な機械を導入しているとの事で初めて受診した当日に仮歯とは思えないくらい、綺麗な歯をブリッジで入れてもらえました。

先生は「これでとりあえず歯が無い状態からは脱出したね」と笑いました。

インプラント・ブリッジの費用

そして治療計画を提示されて支払ったインプラント・ブリッジの費用がこちら

保険は使えないらしく、スゴイ値段です。

上顎がペラペラに薄いので上顎の骨造成手術に30万円かかります。

奥歯インプラント2本で75万円（1本：37.5万円）。

前歯ブリッジ6本で90万円（1本：15万円）。全て税込価格です。

正直50万～100万円くらいかと思っていたから内心ビビりました。

そういえば、この歯科医院は入口カウンターから大理石で、置いてあるソファーや調度品も高級ホテルのようだし、来院される患者さんも皆さんセレブな感じでした。

インプラントやブリッジの費用はピンキリなのでもっと安いところももちろんありますが、ここなら失敗なく「後々トラブルや後遺症の可能性も低いだろう」と思い、ここでインプラントとブリッジの手術を受けることにしました。

50代で入れ歯候はまだ嫌ですからね！

2枚目は追加で奥歯のインプラントと前歯の間の1本もだいぶ虫歯が進行しているし、色が多少変わってしまうので一緒にブリッジするのがおすすめだと提案されたもの。前歯ブリッジ＋1本で15万円増額。

この際まとめてやってもらう事にしました。

前歯のクラウンブリッジ7本+インプラント2本+骨造成手術30万円で費用総額215万円！

骨を造成するのに1年近くかかり、上顎のインプラントの土台が定着するのに半年かかるので2年がかりの治療になります。

加えて人気歯医者なのでなかなか予約がとれません。

とりあえずの仮歯は入っているので1.5～2ヵ月に1回のペースでのんびり通っています。

今現在は2年経っていますが骨造成手術とインプラントの土台が終わって、もうすぐ本歯にとりかかりそうです。

ちなみに私が通っている審美歯科では最初に支払った費用以外は治療費はかかりません。

全てコミコミ価格です。

インプラントとブリッジ全部入りました！

骨の造成から始まって2年3ヵ月かかりました。長かった～！！

インプラント治療前

インプラント治療後

インプラント・ブリッジは医療費控除が受けられる！

インプラントとブリッジ手術のお値段は215万円でしたがこの費用は確定申告すれば医療費控除が受けられます！

私の場合は所得税と住民税で50万円くらい、支払う税金が安くなりました！

なので差し引きすると実質インプラントとブリッジにかかった費用は165万円くらいでしょうか。

医療費控除は最大200万円まで申告できるので自営業者は確定申告すれば税金がその分戻ってきます。

会社員の方も年末調整で所得税と住民税が0円になっていない場合、確定申告で医療費控除を申請すれば、税金が戻ってきます。

2017年度の確定申告から領収書の提出は不要になり、医療費控除の明細書のみ提出する事になっています。

医療費の領収書は自宅で5年間保存する義務があり税務署から求められれば提示する義務があります。

ですから、領収書はもちろん、念のため見積もり書もセットでとっておくと良いと思います。

金額が大きいですからね。

続報！まさかの治療継続です。。

下の銀歯の土台が腐食が進んでたようで折れたんですよね。。

別に見えにくい部分だったんでここは保険のきく銀歯でも良かった。

この歯をインプラントするくらいなら寧ろ上の目立つ右横の銀歯をインプラントにしたかった。

なのでセカンドオピニオンでも保険治療でやれないか診てもらったのですが、歯茎の下の方で折れてるからくっつけてもすぐとれてしまうからダメらしい。

仕方ないからインプラントもう1本追加。。これも、年末に医療控除してもらいます。

つくづく歯は財産ですね～。とほほ。

インプラントの種類

インプラントの種類はツーピース型とワンピース型があります。

• ツーピース型
  アバットメント（支台）とフィクスチャー（人工歯根）が分かれており、連結するタイプ
• ワンピース型
  アバットメント（支台）とフィクスチャー（人工歯根）が一体となったタイプ

ツーピース型

メリット

• ほとんどのケースで適用できる。
• アバットメント部分で角度をオーダーメイドで付けられるので審美性に優れる
• 過大な力が加わった場合、アバットメントが先に壊れるのでフィクスチャーが守られる。
• 後々、認知症になった場合の対処法が簡単な為、リスクが低い（後述します）

デメリット

• ワンピースタイプと比べて価格が高い
• 手術回数が多い
• 治療期間が長い
• アバットメントとフィクスチャーの接合部が緩むことがある。

ワンピース型

メリット

• ツーピースタイプと比べて価格がかなり安い
• 手術回数が少ない
• 短い期間で治療できる
• アバットメントとフィクスチャーの接合部が緩む心配が無く、強度が高い

デメリット

• 顎の骨が薄い場合は適用できない
• アバットメント部分で角度が付けられない為、インプラントの埋め込んだ方向で歯の形態が決まってしまう。
• 過大な力が加わった時、ダメージが直接フィクスチャーに伝わり、元から壊れやすい。
• 一体型なので壊れた場合、根本から撤去になる。
• 認知症になった場合、リスクが高い（後述します）

認知症になった場合、ワンピースタイプのリスクが高い理由

介護士をやっている友達に聞いた話ですが、介護施設の入所中の方でインプラントの人口歯部分が外れている方がいらっしゃるそうです。

その方はワンピース型の土台だけが飛び出しており反対側の歯茎を突き刺してしまう為、口腔内が血だらけになっているのだとか。

「マジでっ！？」て思いましたがこれは週間ポストにも同じ内容が掲載されていたそうです。

認知症患者は歯科治療を拒む事も多く、そうなると治療も取り外す事も難しくなります。

そのような場合もツーピース型の場合はアバットメントをとり外せば済むのでワンピース型と比べると対処が簡単です。

骨造成手術は痛いのか

結論から先に言うと骨造成手術は痛くなかったです。私はビビりですが大丈夫でした(^^)

私の場合、上顎の骨が1mm位で薄い為、インプラントの土台を打ち込んでも安定しないので骨造成手術を受けました。

手術の内容は「インプラントを打ち込む場所の上顎を少し割って穴を開けてそこから骨の元（ドロドロした状態）を注入して1年位固まるのを待つ。」という内容の手術でした。

手術自体は1時間位だったでしょうか。助手も合わせて5人がかりでした。

手術前は麻酔薬？を飲み、麻酔の座薬を入れました。

手術台に横になり、鼻で嗅ぐ麻酔と注射の部分麻酔を行います。

麻酔注射もあまり痛みを感じることも無く、いつもの歯科治療の時の麻酔注射レベルでした。

麻酔注射の時の「星に願いを」のメロディをぼんやり聞いているうちに注射は終わりました。

手術中は意識が朦朧としていましたが、手術が終わってからも痛み止めを飲んだからか痛くなかったです。

手術後、運転は禁止なので家族に運転してもらいました。

腫れは個人差があると思いますが私は腫れませんでした。

インプラントは痛いのか

インプラントの土台を打ち込む手術も全く痛く無かったです。

これなら何回やっても全く負担じゃないですね。

むしろ骨造成手術の方が大ごとでした。

麻酔注射も通常と変わりなく、いつもの歯科治療と同じレベルでした。

腫れも全く無かったです。

帰りも自分で車を運転して帰りました。

インプラントのトラブル・後遺症は？

本歯はこれからですが骨造成手術やインプラントの土台までは無事入りました。

今のところトラブルや後遺症は全くないですね。

まだ治療はつづくのでインプラントとブリッジの本歯が入ったらまた写真とレポート書きますがインプラント手術で一番重要なのは治療が終わった後です。

インプラントのトラブルでいちばん多いのはインプラント手術が終わった後のインプラント周囲炎なのだそうです。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、細菌感染や過重負担の結果、埋め込んだインプラントの土台の周囲の骨が溶ける病気です。

歯周病と同じく、歯の表面に付着したプラーク（歯垢）が原因でおこります。

感染を防ぐには、「しっかりした歯磨き」「歯科医による、定期的なメンテナンス」「歯周病、糖尿病、貧血、喫煙などのリスク要因を減らす」が重要です。

後々のメンテナンスの事を考えるとインプラントが検査しやすい上部構造であること、そして人工歯が取り外し可能なネジ止めであることが重要なのでツーピース型のインプラントがおすすめです。

何れにしてもインプラントは値段だけに拘らず、経験豊富な信頼できる歯科医院を選ぶ事が一番重要だと思います。